しあわせと友達になるまで
 
し 信じなくても、今は悪夢でしかないとしても
あ あなたのはどこにあるの、わたしのを分けられないの
わ 私のはたぶん君のそばだよ、君のそばにずっとあったよ
せ 責めるひとはいなくて、かなしむひとがわたし
と とびこむのはいたそうで、わたしは瞬間もろくなる
と 棘ばかりおしつけて、小指ひとつあげられないで
も もとは惰性に流されそうな、頼りない明滅だった
だ だらだらつづけるために、ぴりぴりきんちょうしてる
ち ちがう、それはわたしの幸いじゃない
に にぎれずにふれるだけの、ちいさな感触をにぎりこむ
な なじまない距離は、うまくあなたを捉えられなくて
る 留守がちなしあわせに、会いにゆけるでしょうか
ま まだもうすこし、だけどあとすこしで、きっと
で できるなら、ほんとうは、にっこり笑って頷きたい

ささやかで、なによりも真実の幸いのなかで。あるいはその少し手前で。
し...やさしい未来が。/ せ...わらってほしいよ。/ と...こんなときばかり。/ と...なんにもやさしくできない。/ も...けれど流されなかった、はじまりの光。/ だ...曖昧なら別れも曖昧でいられそうで。/ な...近すぎるのは、まだこわい。/ る...とびこめるだろうか。/ ま...しんじられるよ。/ で...たぶんずっとまえから。/
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