私は壊れてしまったみたい
 
わ  訳も無く全身が沸き立つ
た  躊躇ってから啖呵を切った
し  視覚がまずやられたみたい
は  端の方をちょっとでいいから
こ  忽然と消えてもう戻らない
わ  詫びの言葉はせめて尊大に
れ  冷気が心臓を締め上げる
て  抵抗が大きくて飛べそうにない
し  白いシャツを皺くちゃにしたら
ま  幕を下ろして舞台袖へ逃げる
つ  続きからもう一度やり直し
た  耐久性もこそげ取っていった
み  短いお話を一つ聞いてよ
た  体温と吐息が足りなかった
い  一生かけて修理してよね

要するに恋しちゃったんです。
た...もはや啖呵じゃない(笑)/し...あの人ばかり映して。/ は...あの人を貰えないかな。/こ...いつもの私はどこへ行った?/ わ...そうでもしないとあふれてくる。/れ...主観的な冷気でしょうかね。/ し...個人的には泣いちゃったイメージです。/ つ...逃げられなかった。/た...こんなに弱くなかったのに。/ み...告白。/た...欠けていた部品の話。/い...あんたのせいでこんなになっちゃったんだから。
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