きっとそれは何よりも尊い
 
き  君の幸いが君の手にある
つ  吐き通せもしない嘘
と  常春を嗤う虚勢
そ  喪失を抱くのと同じ手で
れ  憐憫が追いついてくる前に
は  腫れた瞼の裏で温もる
な  永い抱擁
に  逃げたって追ってやらない
よ  寄りかかる準備
り  理由の欠片をひとつ下さい
も  持て余しそうな約束
と  灯し火の形に響いた
う  自惚れでいい妄信でいい
と  透明なキスに眼を凝らす
い  生きるのをやめられずにいる


しあわせってなんだろう。がテーマだったはず。
き...たとえその幸いが私でなくとも。/ 嗤う::嘲笑する。/ そ...君に触れてもいいだろうか。/ れ...駆け抜けてゆけ。/ は...目を閉じて、あなたが見える。/ に...だから今のうちに。/ よ...馴れないことには覚悟がいる。/ り...笑う、泣く、生きる。その。/ と...きつい言葉が、どうしてだろう。/ う...だって信じるのをやめられない。/ と...「ほんとうに大事なものは目に見えないんだよ。」(『星の王子様』より)/
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