風の立つ
 
か 鍵は持ったのかい、もう私は開けてやれないよ
ぜ 全部が過ぎていったとしても、風は君から吹くだろう
の 望まないでもないのだと、わかると堕ちてゆけなくて
た 断ち切ったはずのものを、なびかせながら歩いていた
つ 包まれながら、吹き抜けてゆこうと思います






いってらっしゃい、いってきます。
か...ひとりだち。/ ぜ...信じてる。信じなさい。/ の...君も私も、どこかで絶望を待ってたけど、/ た...失った、だなんて。どうしてそんなふうに思ってたんだろう。/ つ...思い出とか、追憶とかより、もっとずっと強いもの。/
△ もどる