ほ　　ほんとうはもう無い
う　　失う前に捨てなさい
せ　　先生が優秀でしたから
き　　きしんだ髪と遠くの愛
に　　２番までは知らない
し　　修辞法のあやまり
て　　手遅れになったら会いましょう
は　　肌と熱が引き止める
か　　書かれなかったお話
る　　ルースで売ってくれ
す　　縋るための一夜
ぎ　　偽悪は癖になりますので
て　　ていたらくの作り笑い
　
た　　束ねて捨てた日と月を
ま　　前を歩くひとびと
ご　　ごめんなさいで忙しい
に　　濁ったきり戻らない
し　　支配ならきっと甘いのに
て　　ティーカップに溺れそう
は　　白皙はつめたく燃える
お　　終わったらお忘れなさい
も　　もう少し三時のままで
す　　すらすら言えたらもうひとつ
ぎ　　銀河と君が近かった時代
た　　高さのちがう肩に降る
　
わ　　わるものたちのひみつ
た　　誕生日のなかった年
し　　死にぞこない仲間
は　　はみだしそうな親切
つ　　土のにおいの違うまま
ぼ　　傍観者は言いました
み　　みじめな身の上
を　　思えばあの時だってそうだった
つ　　月と星とを敷き詰めて
み　　みちゆきのしぐさで
と　　通りすがりの嘘つきさん
つ　　使い慣れない新単語
て　　天の明かりを燈してくれる
　
は　　旗の色も違うまま
な　　中にわたしが映ってた
を　　同じ花の咲いた春
ふ　　振り向かないひとの一度きり
い　　今はまだ昨日のこと
に　　日時のない待ち合わせ
し　　シュガーコートの魔法
た　　旅も終わりに近づいたころ
よ　　夜と夜のすれちがいざま
う　　嘘つきさんの言うことには
で　　電話機を抱いて眠ります
す　　すぐにいつもずっと