許してくれ
 
ゆ 揺れる瞳で見つめ、震える声で愛を誓う
る ルージュの紅よりも、ただあのひとの、
し しんとした一番奥で、真芯だけが燃えさかる
て 丁寧な指先が愛してくれたのは確かにこの
く  くっきりと、どこまでも鮮やかに残る
れ 煉獄の炎にあのひとの灼熱を想おう







この恋はもう、なくなったらわたしじゃない。だから、ごめんね。
ゆ...無二のひとを隠したままあなたの手を取る。/ る...唇が欲しい。/ し...そんな恋もあるのだということ。/ て...このからだなんだから。/ れ...最期。最期くらい。あのひとに灼かれる夢を見たいよ。
△ もどる