始まりの前
 
は  灰に火を見る
じ  じきに運命が追いつくから
ま  末路から始まるお話
り  理想はあなたを殺すでしょうに
の  脳が四肢を思い出して
ま  まるく閉じた安寧を去る
え  延命は蹂躙に似ていたけれど






始まりの光は突然やってきました。これはその少し前の話。
は...ひとつのお話が終わって。/ じ...思う存分悔やむがいい。/ ま...(喪失を抱くのと同じ手で、)/ り...その愚直さがとてもうつくしいとおもった。/ の...何が終わろうともそれは日々の連なりに過ぎず、/ ま...世界はいたくてくすぐったくて。/ え...二度目の始まりはいつだってみっともない。/
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