焼け落ちる夜の生命
湖を湛えた心臓
揺籃は夢のみなもと
喉元に薔薇の灰
爛れた唇は接吻の所為
迷宮には天使が住むと云う
伸びた手の行方は知れず
打ち捨てた翼が翔る
魂と肉のあわいで


伸ばしたこの手をお前は魔手と呼ぶのだろう。
afaik