0 LICHTJAHR

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0 LICHTJAHR / 零光年

黄道十二宮をのぞく星座からイメージしたお題です。
各30個×12種です。

今日の星空

家からふつうに見える星座を択び、季節順に並べたつもりです。
たとえば「1 ペルセウス座」なら1月~2月ごろによく眺めていました。「2 おおいぬ座」なら2月~3月ごろ。以下同様。

投影作品について

星座や星々にまつわる伝説や理科的知識をモチーフにしたり、空想を広げすぎて遠ざかっていったりしています。

※エナメルガチャ景品のテンプレートをお借りしました。


1

ペルセウス座

001 まだ脆いままの鏡
002 どんな正しさよりもうつくしい焔
003 沈黙だけが愛だったのさ
004 心臓に触れるように杯を持つ
005 私をユダにしてください
006 貴方さえいなければ不幸になれる
007 春を乞うのは冬の病気
008 悪魔が私に優しい理由
009 「お姫さまが待っていますよ」
010 過去にだけうつる緋色
011 白は透明とはちがう
012 天河はこんなにも冷え切って
013 燃える瞳を見せておくれ
014 呪いさえ失った私には
015 月は真実を愛さない
016 幻燈のあたたかそうな夜
017 苦いつもりのミルク珈琲
018 君だけが君を択ばない
019 海を知らない真珠のために
020 手向ける花も無い季節
021 かわりに君が白薔薇だった
022 ただ一つの眼眸を逃れて
023 端役同士のみちゆき
024 すべて伏線だったとしたら
025 ヨカナーンのような首
026 神様のせいにする弱さがあれば
027 最後の希望から手を放した
028 君は階段を上っていく
029 星座にはなれない英雄の話
030 灼かれたら永遠になってしまうから

2

おおいぬ座

001 蒼と白とに咲き分ける
002 私の永遠を殺しにきました
003 愛の毒が君を侵すことのないように
004 レディ・ジャスティスの沈黙
005 星が沈めば治るでしょう
006 愛よりも貴方のほうがずっと優しい
007 傷と傷でなんになる?
008 ほんとうの悪夢はほんとうに独り
009 死者と私とで生きていく
010 誰が虚構を護ったか
011 すべてとゼロと一のありよう
012 鏡から逃げて貴方を見つけた
013 ミステリに感傷はいらない
014 あの子はきっとユディトになれない
015 昼の場面を演ずるために
016 導火線は絆になれるか
017 自らを審くユスティティア
018 月が沈みたがっている
019 たった一夜が僕を裏切る
020 王さまの新しい罪悪
021 ドアの向こうに天国なんかないけれど
022 何もかも鏡の国に隠してある
023 零時の鐘は鳴らない
024 貴方はそうやって火を点ける
025 夢魔は星を食べてくれない
026 灯りが目にしみる
027 針でも湖でも飲み干してあげよう
028 どんなに呼んでも冬は戻らない
029 盲目の魔法が切れる刻限
030 ルクレティアを赦すな

3

ぎょしゃ座

001 どこからでも終われる話
002 逢えば別れる貴方を探す
003 真実を指す隠語
004 星から借りてくる二人
005 お前がいれば悪魔もいる
006 僕の感傷なんてそんなもの
007 出来るだけ何処にも着かない道をゆく
008 銀河には関わらない方がいい
009 生きるために大義がいるのか
010 近すぎて一つみたいな愛憎
011 転ばない子の手を引いて
012 夜の中に黎明を飼う
013 影のない恋人たち
014 薔薇は枯れても名前は消えない
015 チェス盤の上の緋色
016 いつでも火を持っている人
017 二人がかりのシュガーコート
018 やさしさに似た幻を知ってる
019 苦いつもりのミルク珈琲
020 行き先さえあれば地獄でもよかった
021 いちばんはじめに傷つけるあいて
022 みんな昨日のことばかり歌う
023 最後には愛されてあげて
024 我がうるわしのネメシス
025 僕はいないから泣かない
026 青の番が来るまでは
027 神話が前を横切る
028 生き急げない者は去れ
029 死に方は夢と言わない
030 たったひとりにとっての希望

4

おおぐま座

001 さてどちらが死神でしょう?
002 貴方がつくった周極星
003 やっぱりうつくしさは愛でしたよ
004 捨てようと思って持っていたのに
005 君からも水は零れる
006 嘘を一つだけ赦すとしたら
007 天にはだれもいない
008 あなたのせいで愛がきらい
009 血があれば薔薇もある
010 それを火に譬えるならば
011 僕のいない朝がきたら
012 月が墜ちても終わらない話
013 さよならだけが永遠なのに
014 憎しみで恋をするひと
015 さいごの夢で踊りましょう
016 星をすくったスプーンのかわりに
017 貴方が創ったあの世を見上げる
018 前線は射手座を過ぎて
019 君を傷つけたいと思ったことは一度もない
020 ミザールに錘を付ける
021 木馬が死んでも回転は続く
022 さみしい嘘が造る伴星
023 生きたくなったら愛されにおいで
024 きみの孤独が下手になるとき
025 涙の似合う名前がいい
026 未来は卵とミルクでできてる
027 どうしたってあの日からしか始まらない
028 怪物は迷宮に護られる
029 ムーンシャインの代償
030 盗んだ星をめぐらせる

5

うみへび座

001 永遠とは乾いた銃声のようなもの
002 運命の輪のまんなかの日
003 あなたはぼくからおまえをうばった
004 どうしても信じたかった左手
005 星なんかなくたって生きていける
006 かつて連星だった痕跡
007 生も死も心臓を欺く
008 二つなくしたから二つぶんきらい
009 きみは痛みにさえ正義を欲しがる
010 死神に見つかりやすい形質
011 酔えもしない酒の名を浴びる
012 地を這うさそりが火であるかどうか
013 ふたりしてぼくを独りにするんだ
014 夢も希望もないのに魔法には罹る
015 ぼくは一体どの喪失を嘆いているのだか
016 かさねればかさねるほど透明になっていく
017 さよならがあれば独りじゃなかった
018 星明りがこびりついたワンルーム
019 導火線を別の名で呼んだ
020 神さまはいないのにあなたまでいない
021 きみが感傷のために生きた数年
022 夢魔はひとつの嘘もつかない
023 この世の全ての色の薔薇
024 双眸はアブサンの毒
025 夜が夜であるための密室
026 触れもしないうちから喪失は知っていた
027 愛なんか浴びたらくるってしまう
028 ぼくの心臓が二つになってから
029 なにもかも夢でいいから死なないでいて
030 あなたのキスは真実みたいに苦いから

6

うしかい座

001 孤独というのは彗星みたいに青いので
002 きみはもう正しさを信じなくていい
003 ぼくのヒーローはときに正義を憎んでいる
004 いくつかの人生が終わっていく合間
005 胸底のまぼろしごと撃ち抜いてほしかった
006 熱も光もぜんぶちゃんと消していってよ
007 もしかして星かもしれないって思ってたのに
008 止まれない心臓が二つもある
009 ものがたりのなかに永遠を匿した
010 そして最後の神話が遺される
011 火がないとにんげんでいられない
012 こんなにからっぽなのにどうして燃えるの
013 憎いというのはつまりあなたを失いたい
014 あなたのせいで魔法が死なない
015 今宵こそすべての月を滅ぼしにゆく
016 いつか彗星に殺してもらおうか
017 夢魔がなにいろの眼でぼくを裁くか
018 殺したいのか傷つけたいのかが分からない
019 それとも傷つきたいのがあなたのせいなのか
020 あなたが点けた火のなかのひとつ
021 コメットブルーがどんなに脆いか
022 どこへも行きたくないのにどこへでも行ける
023 もっと火をくべてぼくを透明にして
024 キスで終わるには伏線が足りない
025 たとえばあの夜にだって零等星がひかっていて
026 ごめんなさい愛は遠いほうが好きなんです
027 きみは星じゃないからここで生きられる
028 ひとりずつ生きてゆくことは許せそうです
029 その嘘が終わったらちゃんと寂しいって言いなさい
030 ただひとつの火にたくさんの炎色があっただけ

7

かんむり座

001 花びらさよなら
002 螺旋状のカルーセルを回す
003 要らない宇宙を選んでおきなさい
004 訳知り顔の星々は云う
005 幽霊と舐めあう傷
006 大人同士にしかなれない
007 血と薔薇と焔の色相
008 二度は開かない扉がある
009 宇宙工学で奇跡は起きない
010 不死とフレンチトースト
011 殺すのも救うのもお別れも左手
012 どうにか貴方を見損ないたい
013 昇ってくつもりで墜ちる星たちのように
014 哀しみがあれば愛することもできるさ
015 僕等には心なんか似合わない
016 すぐに別の芝居が始まる
017 世界時計のシンデレラ
018 また誰かが永遠を通り過ぎていく
019 汚れても毀れても白
020 煙草を口実に燐寸を擦る
021 この星に明るさを加える作業
022 書類上何事もない今日なので
023 誰を救うあてもない左手で
024 君の孤独を傷付けていたい
025 密造酒から銀を造る実験
026 粉砂糖は砂時計の中を零れる
027 薔薇の青を映すために誂えた瞳
028 君と君のあいだの継ぎ目
029 世界に溶けてしまったものを探すこと
030 いつか倖せになったら目を開けなさい

8

はくちょう座

001 あなたを忘れるのに千年かかった
002 だれも伴星にえらんではくれない
003 君だって私だって去ってゆくのだ
004 えいえんってあの夕暮れのことなんでしょう?
005 湖面は星の海の底
006 約束は土に帰りました
007 いつまでもひとりたりない
008 運命の改変を禁ずる
009 レダは十字架を知っている
010 号砲のように汽笛が
011 硝子の卵が孵ったら
012 春には蝶になっておいで
013 君のゆく路を銀河というんだろ
014 零れたミルクを辿って
015 わたしたちを隔てる天河 
016 えいえんは環状線のかたち
017 きみの罪を被るために神様がいる
018 フラスコのなかの魔神
019 夜には夜の演目がある
020 くちびるがひらいてとまる
021 どんな愛よりもまず私をおぼえなさい 
022 喪失をうつくしく飾るには 
023 融けない氷を水晶といいます
024 宇宙だから独りなのはしょうがない
025 きみの永遠にはつづきがある
026 いつかあしたがきたらぼくを叱って
027 もしものなかにまだいないひと
028 燐寸さえあれば奇跡は起こせる
029 君のところはもう夜明けだろうね
030 十字架のかわりに指環をあげよう

9

ケフェウス座

001 はじまらないものがたりのなかで二人は
002 エデンとは一夜の夢をみるところ
003 朝が来るたびに失う数千の星
004 どこにもゆかせないための燈台
005 君にレテの水を飲ませるために
006 我々の神は夜を司っている
007 希望によって守られるならきみは子供だ
008 春が来たら起こしてあげる
009 運命を諦めたきみの肩に
010 薔薇水晶が溶けるまで
011 痛いのが正しい
012 パイロープの射程
013 箱の中には階段とドアと
014 まだ殺していないほうの手
015 死から続くものがたりを生きる
016 愛するとは謎を解くことですか
017 きみの身を鎧う正義なるもの
018 そこにいるだれかの透明
019 またきみは次の怪我をかくしはじめる
020 月の引力と内なる海の関係
021 たった一つの扉を隔てて
022 科学で届く程度の遠さ
023 天文学とは別の規範
024 あなたの唇には沈黙しか似合わない
025 たとえばきみがもっている青
026 翅をかさねても重力はきえない
027 きみには銀河の脆さを教えておく
028 宇宙さえ過去を持っているというのに
029 星はつまり砂時計と同じもの
030 ぼくがあなたのために生きた秒数

10

ペガスス座

001 ここから先は嘘吐きしか通れません
002 犯行現場は星座線をくぐった先に
003 刃渡り30センチでできること
004 それは何を燃やして焼いた刃ですか
005 心臓が1個きりだなんて迷信
006 鞘は天の川に捨てました
007 流星が尻尾を振る相手
008 日が差せば時計は止まる
009 別の火で炎色を隠せばいい
010 刀身が濡れたので1回休み
011 白く濁ったアブサンがその証拠
012 犯人は2種類の美しさを持っている
013 遊星たちがブリキの月と戯れる隙に
014 どこかに壊れた仮面の欠けらがあるはず
015 トリックもなしに心を消せるわけがないんです
016 数字の足りないトランプを繰って
017 ゼロがでてふりだしにもどる
018 火という火を疑ってかかれ
019 三枚舌から煙草のにおい
020 第二のα星の存在が浮上
021 正しいカードを天秤宮へ
022 誰かが∞を引き当てる前に
023 宇宙は殺されてなんかいなかった
024 その双眸に毒が塗られていたせいで
025 こんな刃文で何を貫けるというのだか
026 星もまた火から生まれた存在であって
027 全ての刃は焔が生んだ怪物である
028 あとはもうカーテンを引かずに眠るだけ
029 迷宮の奥でしか泣けない子が犯人です
030 何者かが嘘吐きになりすましている

11

アンドロメダ座

001 「ここはまだ君の舞台の上なのかい?」
002 ナイト・シアター残席2
003 毒を塗っても硝子は硝子
004 宇宙を四角いお皿に載せる
005 モーニング・サービス先着1名
006 今宵の嘘は悲劇風
007 ユニコーンごっこ
008 花篝から採った蜜
009 X号室のルーム・キー
010 ルビー・チョコレートの塔をのぼって
011 誕生日にはプラスチックの苺をかざる
012 いつかはだれかがジョーカーを引く
013 エデン行き急行が0番ホームを通過する
014 神さまにつながる糸は予め切っておくこと
015 コメット・ブルーに忘却の魔法はきかない
016 生花みたいにやわなサファイア
017 羽根の生えたウイングチップで
018 うさぎが来ないうちに鏡の国へ
019 流星がしっぽを振ってるときは
020 ピクニックセットに足りないもの一つ
021 後ろ足のための舞踏会
022 にせほうきぼしのスープ
023 四大元素あるいは2対の翼
024 ミルキーウェイが銀のわけない
025 階段を ( 昇る / 降りる ) 足音
026 運の強さはドルで数える
027 仮面を剥がれて1回休み
028 トランプタワーで覚えた呪文
029 まぶたの裏にいつもある窓
030 「いいえ貴方の手の上ですよ」

12

カシオペヤ座

001 だれかが死ぬ話の途中
002 アイオライトは終わりの合図
003 星原に隠したプリズム
004 ブーケには向かない子
005 ごく微量のロマンス
006 星時計を反対に廻す
007 青い鳥の声で歌うこと
008 嫌いな色の花が咲くころ
009 現実が虚構を侵し始める
010 次の出番まであと数世紀
011 星がうるさくて夜がみえない
012 代役だらけのエピック
013 離れた席で同じ夢を観る
014 実は二人とも沈黙のほうが得意らしいので
015 星座なんかやめて地上へおいで
016 どうせ舞台は暗闇でできてる
017 だから青はだめだって言ったのに
018 一つの嘘をかなしみとつよがりに分ける
019 いろんな味の雨がいっぺんに降って
020 神さまが幾つの星を殺してきたか
021 午前二時のピアノロール
022 役者には心臓なんかありません
023 引き続き仮面舞踏会の場面
024 メビウス状の軌道を廻る
025 一方そのころ奈落では
026 宇宙でいちばん退屈な朝
027 台詞は合ってるが意味が間違ってる
028 ぜんぶまやかしだって思い出したかい?
029 ここで目が覚めたらハッピーエンド
030 芝居はきみが死ぬまで続く